芸術、そしてライブの価値を知る人は、豊かな人生を送る!

  • LINEで送る

おかげさまで「ええもん」を感じたり、求めたり味わったり。

すると「オレもええもんをアウトプットしたい!」と強く思うわけです。

それが「演奏」や「レッスン」に結びついているわけで、考えてみると実に豊かな生活をさせていただいております。

 

こんにちは。ご機嫌麗しゅう!

ビーツ・アップ 前田 憲です♪

 

さて私、おかげさまで引き続き、音楽に従事させていただいております。

なので、ほとんど毎日、楽器の音を聞いています。

 

スタジオでパソコン仕事しているときなど、吉加江 智子の生演奏が聴けます。ジャズだけでなくクラシック、最近はドビュッシーなどもきけてゴキゲン♪

娘たちのピアノも楽しい。

いろんな一流奏者とのライブやリハーサルも経験しただけでなく、聴衆としてライブハウスや、コンサートホールで生演奏を聞く機会も大変多かったので、音楽に恵まれた生活をありがたく享受しています。

なので、CDなどを聞いても「生音のかんじ」が大体予想つきます。

 

そんな具合ですから、つい数年前までは「オーディオはそこそこでいい」と思っていました。耳がいいからちゃんと音楽の内容がわかるって~って、タカくくってたんですね。

 

ですが、最近イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」

https://youtu.be/8UAlD8SI-6U

を、これ以上ないくらいハイエンドなオーディオで聞かせていただく機会がありまして、衝撃を受けました。

 

つまり、

「今まで聞いていたホテル・カリフォルニアは、そのごく一部に過ぎなかった」

ということだったのです。

 

 

本来音楽は、肉声や楽器が空間をバイブレーションさせて、そこに身を委ねることが醍醐味。

つまり、生演奏が最もええに決まっているんです。

 

ところが、本気でオーディオに取り組んでいる人の装置でCDやレコードを聴くと・・・

そらもう。そこに奏者がいてるみたいです。

とくにクラシックやジャズなどの、アコースティック音楽はことさら。

もちろん、生演奏の立体感までには至りませんが、普段自宅で聞いているものとは雲泥の差。

 

ホテル・カリフォルニアの場合はもちろん、スタジオでのレコーディングですが、そこに私が感じたのは、製作者が作りたかった空気感とか、1970年代当時の最先端のサウンド作り。スタジオのあのデッドな雰囲気、匂いまでイメージできる。

そういうもの全部ひっくるめて「こういうことが言いたかったのか!」

と、目から鱗の体験でした。

 

大半の人が聞き逃しているという事実。

いやほんと。実はCDとかレコードって、ものすごい言いたいこといっぱい言うてるんです。

普段聞けていないだけ・・・というか「耳を凝らさないと聞こえない」のです。

これが例えば、ネットで簡単にダウンロードできるMP3などになってくると、もはや「聞こえない」状態です。

もちろん、オールデジタルで生演奏でもないし、ボーカルも修正しまくって、もはや原型をとどめていない音源だったらMP3で十分。

あ、「MP3がイイ、コッチの方が好き!」っていう人は、それはそれで幸せなわけだし、大いにオッケー。誤解なさいませんように。単に、僕が「MP3ではものたりん」だけの話ですので~

ハイエンドな装置で、いいメディアの音を聞く価値は、先ほど申し上げた空気感、サウンド、そのほかにもたくさんありますが、やはり私が一番感じ入ったのは、

 

「生身の人間が音楽をやっている!」

 

のが、リアルに感じれるという点なのですね。

21世紀のように、コンピューターもなく、録音技術も発達していなかった70年代当時、奏者は空間に同じタイムを共有して「音」という絵を描き、そしてエンジニアはそれを最大限、作品として仕上げる。

また、クラシックなど「よ~いドン」で何十人もの奏者が一発レコーディングです。ジャズもしかり。

人と人が、一緒にやっている、というこの当たり前の事実。

ここに僕は改めて感動したわけです。

 

プロ以上の存在「職人」の価値

さて、グルメの話になりますが・・・

私も食いしん坊なので、美味しいものを求めてよく食べに行きます。

すると、ホンマにうまい「うな丼」「天丼」「ラーメン」「うどん」「麻婆豆腐」「手打ちパスタ」などなど・・・

うまいを通り越して「感動」することが今まで何回もありました。

 

なにがこんなに人を感動させるんだろう?

それはやはりタイミング、そして絶妙の味付け・・・などなど。結局重要なのは「生身の人間」が、注文を受けてから作るということ。

つまり料理を作り始めてから、お客の口に入るまで、どう料理するかが職人の腕の見せ所。

なので、いい料理人は、たとえばホールが混んでいたりしたら、お客に届くのもちょいと遅れるところまで計算して料理するし、お客みて味付け濃くしたり薄くしたりする。

スーパーで買うお惣菜も、チェーン居酒屋の料理も、巷の食のクオリティは「ど~ん」と上がったが、「感動」するものにはさすがに出会えない。そこには「職人の勘所」が生かされる余地がないですからね。。。

もちろん僕は「リンガーハットのちゃんぽん」も大好きですよ。

ですが「感動」を求めるとなると・・・やはり、たとえば「人生をラーメンに捧げている人」が作ったものとかでないとね。

 

「自分に返ってくる」という豊かさ。

このように私など、経済的安定を放棄する覚悟で音楽を始め、いまだにその調子でやらせていただいているわけですが、おかげさまで「ええもん」を感じたり、求めたり味わったり。

すると「オレもええもんをアウトプットしたい!」と強く思うわけです。

それが「演奏」や「レッスン」に結びついているわけで、考えてみると実に豊かな生活をさせていただいております。

 

芸術とのご縁に、ほんと感謝!です。

 

世界中ではテロとか戦争とかやってますが、いっぺんたとえば「麺の屋さんのラーメン」とか食べてみたらええんです。

こんな美味しいもの食って、幸せ感じたら、人と必要以上に争う気なんてなくなるで~

 

せっかくの人生、楽しまないとね♪

 

本日も最後までお目通し、ありがとうございました!

 

ビーツ・アップ 前田 憲

おすすめ記事

上達!スタッフ紹介



☆パラダイスキャット

パラダイスキャット大

まえだけんドラムの代わりにブログの進行したり、ライブ案内するのが任務。本人は楽器をたしなまないが、大変耳が良い。



☆堀リズムちゃん

堀リズムちゃん大

ピアニスト。ジャズだけでなくポップス・ラテン・クラシックも演奏し、造詣が深い。アレンジ・作曲、そしてお掃除も得意・・・と、なんだか誰かにそっくり。



☆上達也くん

上-達也クン

上達を熱望するドラマー。だが、なかなか思うように上手くならないのでいつも悩んでいる。ここだけの話だが、大昔のまえだけんドラムはこんな風に苦しんでいたのだった!



コメントを残す