手足をバラバラに動かすために知っておくべき根本原則とは?

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わたくしもドラム始めたてのころ、もちろん下手くそでしたので、よくおててが足につられたりして、バラバラに動きませんでした。

また、同時に鳴らそうとしても、揃わなかったりもしてました。

デタラメと「別々のリズム」、一体何が違うのでしょう?

以下、ご興味ありましたら是非ごらんください!

 

 

 

 

こんにちは、ごきげん麗しゅう!
ビーツ・アップ 前田 憲です。

さて、この記事を書いているのは6月後半。
次第に暑くなってきました。

その反面、気温が上がると、

普段よりは体がゆるんできて「脱力できてます!」

大いにリラックスしましょ~

 

パラダイスキャット反対に、冬に向かって体は硬くなりがち・・・

ほぐす時間を、是非とも作るニャー

 

 

+++++

 

さて私は、こんな質問を今までにたくさん受けました。

それは・・・

 

「よくそんな、両手両足バラバラに動きますね!!」

です。

ただ、

「ありがとうございます。でも、僕の生徒さん、すぐに両手両足バラバラに動くようになりますよ~」

ってお答えしたら、「えええええ~~~!!」と、びっくりされます。

 

+++++

 

ひとが出来ないことできるって、ちょっと憧れますね。

しかも、両手両足バラバラってなんか、脳にも良さそうだし・・・

なので、みんなそのあと必ず質問されます。

 

「どうやったらそんな風にバラバラになれるんですか?」

もともとの才能でしょ? などど、あきらめる方が多いのですが、そんなことないのです。

繰り返し言いますが、私の生徒さんは、

下は5歳のボク、上は72歳のレディーまで

みんなロックの簡単なパターンくらいなら、割とすぐに叩けてしまいます。

では、どうやったら、手足をバラバラに動かすことができるようになるんでしょ?

 

 

 

そのまえに「手足をバラバラにうごかす」っていう言い方。

ちょっと誤解を招きそう。なので、少し言い換えてみたいと思います。

 

 

手足を独立させて、別のリズムをたたく

こういった方が、より正しく理解できると思います。

バラバラにうごかすのなら、男児にスティックを与えたら、てんでデタラメにドラムを「しばき」まくったりしますので、誰でもできます。これは単なるバッラバラです。

一方、ピアノをちゃんと弾ける人。右手と左手、全く違うこと弾いてます。でも曲になっている。これ「別々のリズム」とも言えます。

 

ではデタラメと「別々のリズム」、一体何が違うのか?

それは

「調和しているかどうか」

なんですね。

 

 

 

では、「調和している OR していない」この差は一体どこにあるのか?

例えば、右手と左手で、違うリズムを叩いて「調和」させるとします。

そのときに、なんの規則性もなく、別々に違うリズムを叩いたら、それはデタラメのバッラバラ。

デタラメでなく「様式」を持たせるのがアンサンブルの基本です。

ではその様式の要とは一体何か?

それは、同時に音がなる瞬間なのです。

同時があるからこそ、バラけている時間が生きていくる。

同時~ばらけ~同時~ばらけ

音楽はほぼこの繰り返し。

時間配分や、回数が違うだけなのです。

 

往往にしてみなさんは、「別々に動かす」ほうに神経が行きがち。

ですが、

楽器は同時に音を鳴らすほうが大変だし、むしろ重要なのです。では何故大変なのか?

実は手足を同じ方向に同時に動かすなんて、ものすごい支える力が必要!

4ウエイ ボース、つまり両手両足なら、支えが尻腰だけになってしまいます。

だからなのです。

ここを理解して、クリアしている人は、大変演奏も綺麗です。

ばらけている時間も活きてきますので、何をやっているのかがよくわかる。

そしてさらに、そういう人どおしがバンドを組むと、息ピッタリのいいアンサンブルを生み出せます。

 

パラダイスキャット両手両足が独立して動くって、結局そういうことだったんだニャー

だって、オーケストラとか特に、音が揃っているからこそ気持ちいいんだもん。う〜ん、ニャットク。

 

さて、僕が考える、最も簡単な「バラバラで調和している」練習方法はこれです。

もちろんこれで全てが解決するわけではありません。例えばジャズやラテン、そしてファンク16ビート など複雑なものになってくると、リズムの形一つ一つに処方箋があります。

ですが、以下の処方箋は一丁目一番地として大変有効。

すなわち、

「左手で2回叩いてる間に、右手3回叩く。」

楽器に親しんでいる方は、おそらく少し考えたらできると思います。

この際注意すべきポイントは「両方とも均等に」ということ。

つまり、左手はイーブンの8分音符、右手は3連符。

8分がたーた たーた と跳ねたり、 3連がたーたた たーたた と16分音符になったりしないように。ってこと。

つまり、「左手で2回叩いてる間に、右手3回叩く。」ということは、その1サイクルの時間を、左手は二等分、右手は三等分しないといけないという こと。きっちりね。

二等分と三等分なので、お手手が同時に鳴るのは、この1サイクルの間、1回だけ。
他の手拍子は、全部ずれています。

こんなかんじ

左<2> たん    たん    たん    たん
右<3> とん  とん  とん  とん  とん  とん

2サイクルかきました。

で、こういうのを見ると、ついつい「平行して2つの作業かあ・・・」って、降参してしまう人が多いです。

しかし実は、人間の脳って「1つのことしかできない」ようになっています。

じゃあ、一体どうやって、2つのリズムを同時に奏でる?

それはつまり、「1つのものとしてとらえる」ということなのですね。

先ほどの2と3をまえから順番に並べると

同時1つ ー ばらけ3つ右左右

という順番になってます。

つまり、左右2ウエイと思わず、
両方一緒くたにしてまえから順番にやっていくと、案外簡単にできるのです。

バ ン タ ト タ ン


バ で両手同時
タ で右手
ト で左手

本当にこれだけ。

あとは、タイムを落ち着いて感じていればオッケー。

いっぺん、トライしてみてください♪

 

このお話の続編はこちらです
http://beats-up.academy.jp/blog/entry-11385118030-html/

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