ショーロといえば
おそらく一番の有名曲は「ティコ・ティコ」
“Tico-Tico no Fubá” written by Zequinha de Abreu in 1917
でしょう。
調べていると、マシーシとかポルカ、あとブラジルタンゴ(タンゴ・ブラジレイロ)など、関連すると思われる音楽がいくつか出てくる。
また、マシーシの曲をしらべたのに(ショーロ)って書いてあったりする。
この辺が、ブラジル音楽の源流をたどる手がかりになると思いまして、ざっと書いてみました。以下、ご参考になれば幸いです。
ショーロ作曲家
ショーロ の父ジョアキン・カラード
(Joaquim Callado 1848 – 1880 )
- Querida Por Todos
https://www.youtube.com/watch?v=uZMq98mc7rw - Cruzes, Minha Prima !
https://www.youtube.com/watch?v=lnUTjQBrijw
(参考文献)http://fonfon.jp
http://fonfon.jp/choro/index.php?joaquimcallado
シキーニャ・ゴンザガ
(Chiquinha Gonzaga 1847 – 1935)
- カンドンブレ
1888-Chiquinha Gonzaga, Candomblé (Eudóxia de Barros, piano) - プラジル風ポルカ(演奏のスタイルはショーロかな)
Guaianases, Chiquinha Gonzaga - マシーシ
Chiquinha Gonzaga, Maxixe de Carrapatoso e Zé Povinho (piano Roberto Szidon)
Maxixe, de Chiquinha Gonzaga - タンゴ・ブラジレイロ
Chiquinha Gonzaga – Tupã (Alexandre Dias, piano)
Gaúcho (Corta-Jaca), de Chiquinha Gonzaga
Gonzaga. Água do vintém(1曲目)
São Paulo (Chiquinha Gonzaga) Interpretação: Nathália Zanetti - ショーロ
Chiquinha Gonzaga – Linda Morena (Alexandre Dias, piano)
エルネスト・ナザレ
(Ernesto Júlio Nazareth 1863- 1934)
- ナザレがはじめて「ショーロ」と呼んだ曲
Apanhei-te Cavaquinho(頑張れカバンキーニョ)
https://www.youtube.com/watch?v=TwQFDvMydiU - 古典的名作・タンゴ・ブラジレイロ Brejeiro
https://www.youtube.com/watch?v=cT1y8Jh9ux4
(参考文献)Ernesto Nazarethのピアノ曲リストhttp://www.geocities.jp/latinamericapiano/nazareth/nazaretharti.html#Brejeiro
ピシンギーニャ
(Pixinguinha、1897 – 1973)
- マシーシ
Os Oito Batutas – Pixinguinha
https://www.youtube.com/watch?v=xJy2r2Xfm0c
https://www.youtube.com /watch?v=kRF0zPD9puc
(こっちの方が古いとおもう)
ショーロの誕生
1850年ごろブラジルで大ブームになった「マシーシ」とはポルカやマズルカが黒人音楽の影響を受けてブラジル風に変化したものです。
参考 ドンブロフスキのマズルカ(wikipediaより)
同じ頃、ヨーロッパ(アンダルシア地方)からタンゴが伝わり、マシーシと混ざって「タンゴ・ブラジレイロ」が誕生。エルネスト・ナザレーが普及に貢献しました。
これがショーロの元と言われています。「リアルブラジル音楽」ウィリー・ヲゥーパさん著 より(前田要約)
ショーロ、マシーシ、ポルカの区別は?
http://fonfon.jp /about_choro/history/ より
奴隷解放と王制崩壊によりアフリカ系奴隷達には逆に農場に住めなくなった者もいました。
彼等が職を求めてリオ・デ・ジャネイロに移住し始めた事によりアフリカ系の独特なリズムがヨーロッパ出自の音楽と混ざり合い、一つの融合した新し い音楽を生み出すことになります。ヨーロッパ系のダンスミュージック、ポルカ、ワルツ、ショチッシュ、マズルカに、アフリカ系のリズム、ルンド ウ、バテュケがミックスされブラジル初めての都会音楽 ショーロ が生まれました。
この中で特にポルカは「ブラジルで生まれたブラジル音楽」と言い合わされる程リオの市民に愛されました。fonfonブログ http://fonfon.jp/about_choro/history/より
マシーシ、ポルカも(ショーロ)と書いてあったりする。なぜか?
アメリカで活躍したカルメン・ミランダのバックを勤めたガロートやその前から活躍していたピシンギーニャ。
そしてラジオ・ナショナルに「百万人のメロディ」という音楽番組を長くプロデュースした巨匠ハダメス・ニャタリなど、多くのプロミュージシャンが 生まれました。
それまで「演奏スタイルとしてのショーロ」だったのが「音楽ジャンルとしてのショーロ」として確立されたのはこの頃のようです。サンバのリズムと 同じように「ショーロというリズム」が生まれました。(この為同じ音楽ジャンルだったショチッシュ、マズルカ、タンゴ、マシシ、ポルカなどと区別 してショーロと言う場合もありますが、本稿では特に分けて記載していません。)fonfonブログ http://fonfon.jp/about_choro/history/より
ポルカアンサンブル(現在のヨーロッパ)
ソーセージの宣伝でポルカが使われていたりしますね。エッセンポルカっていう商品もあったくらい。
そういえば、オクトーバーフェストというビール祭りでも、ポルカの演奏は欠かせないそうです。
<名曲>
マシーシアンサンブル
ポルカとマシーシ リズムの違い
https://www.youtube.com/watch?v=3xHPD3Lt7zk&index=5&list=PL635L6Xt5xk4tlzuNjsSvaVFVMYbrzDRO
ショーロをパンディロで
https://www.youtube.com/watch?v=cHXeyvKwvEs
https://www.youtube.com/user/mdm2230/search?query=choro
https://www.youtube.com/user/mdm2230/videos
ポルカと呼ばれているもの
・A Vida é Um Buraco
https://www.youtube.com/watch?v=cT1y8Jh9ux4
ポルカとマシーシの混合リズム
・Jacob Pick Bittencourt – Língua de preto (choro – 1949)
https://www.youtube.com/watch?v=pjZ28xDUjJQ
サンバなどブラジル音楽
http://beats-up.academy.jp/blog/brazil_samba/
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