一体、何に対して「正確、正直」に演奏すればいい?
みなさんこんにちは!
ビーツ・アップ 前田 憲です♪
さて、私は20代、プロの世界でたくさんダメだしを頂きました。
その中の一つをご紹介いたします。
お前の演奏には「歌がない」
とても正確やねんけどな・・・いいドラムちゃうわ。
って、言われるんです!! もちろん、大ショックでした。
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いいドラムってどんなん?
そら~メッチャ考えましたよ!!
で、その結論の重要な1つは、やはり・・・
「歌うように叩く」
です。
え? それってどう言う事??
もちろんこれは「感性」のお話。目には見えない。でも、目に見えないものを空中に描いてみせるのが音楽なんです。その魔法が「うたごころ」。何とも微妙なお話ですが・・・
そして、ここから先、読み切れる方は、きっとそんな「感性」をもってらっしゃるはずです。
よろしければどうぞご高覧下さい。
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例えば、簡単な8ビート。
「どん パン どん パン!」
これでも、雰囲気たっぷりに心の中で歌いながら叩いみると、やはり自分も共演者も「ノってくる」んですね~
録音したりしたら、一目瞭然です。(一みみ瞭然というべきか?)
なので、僕の生徒さんには必ず「歌って」もらってます。
横で聴いてると、歌ってるときのプレイは、ホントにいい。テクニックが足りなくても、心に響く。マイナスワン(ドラムぬきのCDに合わせる練習です)やっても、溶け込む。
もちろんメトロノームと練習するのも重要。
そして「正確なリズム」も必要だけれど、
一体、何に対して「正確、正直」に演奏すればいい?
最後には、ここに行き着くんですね。
で、それは「自分のイメージに対して」っていうことなんじゃないかと思うのです。
そして、それがまさに「歌う」ということ。
そうして、コツコツ歌っていけば、最後には「メトロノームよりもカッコいいリズム」がゲットできるんです。
もちろん、その要素としてアクセントやスタッカートテヌート、クレッシェンド、デクレッシェンドなどのアーティキュレーションがあり、音楽のジャンルによって様々な「歌い方」があるわけですね。ここは、具体的に分析したり、真似っこしたり、体で覚えていく部分です。
この10年くらいで、日本人の音楽レベルは飛躍的に高くなりました。でもそれは主に「技術」。
これからは「感性」という微妙な、目に見えないものに立ち向かっていくことが、ますます重要な時代になってくるのです。
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また、音楽以外のお話ですが、「ためしてガッテン」でも、「声に出す事」「イメージする事」がいかに「いい結果」を出すか、レポートしています。
参考になさってください♪
本日も最後までありがとうございました<(_ _)>
皆さんの音楽人生が、ますます素晴らしくなりますよう!
ビーツ・アップ 前田 憲