音楽のよろこびを知らずに一生を終えるのは、本当につまらない話ですね。
2013-08-30 21:15:47
テーマ:上達のためのノウハウ
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こんにちは、ビーツ・アップ ケン・前田です♪
今日はアマチュアミュージシャンの話です。
このコラムを読んでいるのはほとんどのかたが「プロではない」のですが、だからと言って、へんに自分を卑下することはありません。
なぜならば、
プロにはならなくても「プロ級の演奏」なら、できるようになるからです。
ですが、アマチュアの人は必ず「アマチュアだから」という理由で、大変詰めが甘くなります。せっかくやってるのにもったいない・・・
一番多いのが「リハをせず、いきなり本番を迎える」というパターン。これでは、せっかく聞きに来てくれているお客様やお友達に、きれいな形の演奏をお届けすることはできません。
一流の演奏のように、見事なアンサンブルをするには長い修行がいりますが、「きれいな形」で演奏するのなら、リハーサルを的確にやればすぐにプロみたいな演奏になるのをみなさんご存知ない。ほんまもったいないですね。
しかもいまや、ジャズフェスもアマチュアの人が大多数を占めるケースが多いのにもかかわらず・・・です。
もし、バンドリハーサルにしっかり時間かけている人は、大変素晴らしい姿勢ですね。もっともっとやり方を磨いていきましょう!そして、胸を張ってくださいね。
今日のコラムでは参考までに、ビーツ・アップ音楽教室の生徒さんたちがどんな風に取り組んでいるのかをご紹介します。
ご興味ある方はどうぞ。
2012年9月より、生徒さん対象にはじめた「セッションサークル」
いつか生徒さんどうしでライブを・・・と思っていたのですが、さっさと「目標決めて向かっていく」ことにしたのが、2013年のはじめ頃。ターゲットは、
守口/門真ジャズストリート。
もちろん、誰でも出演できる訳ではなく、関門があるのです。それは、
「デモ音源」
なので、この日のために練習を重ね、そして、レコーディング。ドキドキしながら応募いたしました。
はたして結果は・・・
おかげさまで、見事合格いたしました!!
ありがとうございます<(_ _)>
中には、ドラム歴2年に満たない生徒さんもいらっしゃるのに。
こんなに早く実現するとは♪
しかも、2バンド!!
皆さんの努力の賜物ですね。
ということで、生徒さんどうしのバンドが、ジャズストリートデヴューします!
さて、セッションサークルでは、一体みんな、どんなふうに「本格的な」練習をしたのか?
今の実力で「単なる演奏ではなく音楽にする!」
テーマはこの1点のみ。
演奏しては止められ、アドバイス。やり直し。
何となく楽しみたい人には、耐えられないワークセッション。
プロがやり取りしているノウハウを基準に「ダメだしされる」訳ですから・・・
みなさん、僕の「シビアな指導」に、よく耐えてきました。
そう、みんな、ついて来てくれたのです。
ライブを成功させる、たった一つの大切なこと
僕は常に「ハードルをすこし上げ気味」にしますので、時には「ピンとこない」こともあった。
しかし、「とりあえずやってみよう」という意欲は、みなさん常に失わなかった。
この辺が意識の高い証拠。
継続してチャレンジし、結果みんなピンと来ていたのが最大の収穫ですね。
さて、アマチュア天国の昨今、今やライブは誰でも出来ます。
でも、アンサンブルを形にして、音楽に仕上げる方法。
そんなノウハウを学んでいる人は、それほどたくさんいらっしゃいません。
意識の低い人は「趣味だから・・・こんなもんでいいでしょ」と思っています。
もちろん、ピンとこないことを「やってみよう」などとは絶対しません。
ちょっと器用な人は、単なる頭でっかちの演奏になったりもします。
とりあえず何となく楽しければいい。または自分がエキサイトすればいい。
ひょっとしたら「本当の音楽」が存在することもうすうす感じているのに、努力が面倒なので、そこから目を背けようとしているかもしれない。
僕の生徒さんや、このコラムを読んでくださているあなたには、そんな風になってほしくない。
アマチュアであろうとプロであろうと、音楽のよろこびを知らずに一生を終えるのは、本当につまらない話ですね。
結局は「フィードバックの的確な準備を、いかに周到にしたか?」が大切。
つまるところは、ここに行き着くかなと思います。
例えば、毎回の練習を録音とってみんなで聞いたり、意見を出し合ったり・・・これだけでも十分演奏はグレードアップします。
ただし、リスナーをなめちゃいけません。
どんな素人でも「いい感じ」かどうかは、理屈抜きにわかってしまいます。
プロの演奏は「いい感じ、スムーズに耳に入る」よう設計されています。
それは、ある程度までなら、かなりスムーズにゲットすることができるノウハウ。本当は追求しまくってほしいけど、「ある程度」でもやらないよりはよっぽどマシ。
なので、この積み重ねが、3年後、5年後・・・やればやるほど、自分も楽しい、人も楽しく、ジャズフェスも盛り上がるのです。
「生徒さんバンド」出演します。
守口市駅前地域 :平成25年9月22日(日) 場所・理(ことはり)
p 月城 享子(voも)/吉加江 章子
b 石橋 潤一郎 ds 川上 貴裕/武田 勇輝
p 黒田 貴子/吉加江 章子
b 石橋 潤一郎 ds 大竹 則子/小路 慎浩/丸山 裕子
でもホントみなさん「モリカド」を目標にして励み、成長しました。本番が楽しみです!
僕のアドバイスも、回を重ねるごとに「本格的」になっています。
他のアマチュアミュージシャンとは一線を画す「音楽力」を身につけていただける場として、全力でお手伝いさせて頂きます♪
これからもどうぞ、よろしくお願い申し上げます<(_ _)>
そして、みなさんがもっともっと充実した音楽人生を歩めますよう♪
ビーツ・アップ/ケン・前田