バンドメンバーから白い目で見られるのは、セッティングが原因だった?!
こんにちは!
ビーツ・アップ 前田 憲です♪
バンドでスタジオ入りして、ドラムセットのセッティングに悩んでませんか?
あーでもない、こーでもないとやってても、なかなか定まらない。仮に高い方のタムがベスポジにきても、真ん中のタムがえらい遠くなって叩きにくかったり、バスドラに引っかかったり・・・
そうこうしているうちに、他のメンバーは既に準備完了。「まだかよ〜」って空気感じたらますます焦ってきて「もうええわこれで」って、結局中途半端なままリハしたりして。
あなたがセンシティブであるほど、楽しさ半減、演奏にも悪影響を及ぼしそうですが、一体どうすればいいんでしょ?
実はセッティングにも「法則」があるんです。
そして、そこからはじき出された合理的かつシンプルな「手順」。 せっかくなのでマスターして、バンド練習をより有意義にしましょう!! というわけで、目のつけどころですが・・・
セッティングを始めるのは、どこから?そして、何から?
っていう点が重要。 セッティングをよくご存じない人は、なんとなく「目についたところ」から始めますね。結果、さっき書いたように、他を動かすと最初に決めた部分をまた修正、修正また修正・・・ なので、このジレンマにおちいらないためには、「どこから始めるか」が大変重要。
実は、それを知るために、先ほど申し上げた2つの「法則」があるんです。
セッティングを楽にする「2つの法則」とは?
- 法則1 「中心部」のち「周辺」の徹底
- 法則2 「位置決め」のち「高さ」の徹底
この2つを実践してみましょう!! すると、セッティングが大変楽しくなりますよ〜 という訳で、その「法則」から導かれた、具体的な「手順」をみていく事にいたしましょう!
最短!やり直し不要のらくらくセッティング術 ♪
法則1 「中心部」のち「周辺」を徹底しよう!
- 手順1 ドラムはうごかさない「まず自分がうごく」
- 手順2 「次にスネアの場所」
- 手順3 「中心部」のち「周辺」
- 手順4 「そしてバスタム、ハイハット、シンバル類」
法則2 「位置決め」のち「高さ」も徹底しよう!
- 手順5 そして「位置決め」のち「高さ」
つまり、一発でセッティングするには、絶対に動かさなくていい部分をさきに決定してしまえばいいんです。 それは一体どこか? そうです、セットの「中心部」つまり、いすとバスドラです。
手順1 ドラムはうごかさない。「まず自分がうごく」
通常バスドラの上には、タムが2つ乗っていますが、これは大変重いですね。なのでもちろん、うごかさないのが基本! ところが、何となくやっちゃう人は、タムを見た目かっこ良くセッティングして、スネアの位置を決めて、いざ座ってみると・・・ 何かしっくりこなかったりします(汗) でもこれは、よく考えてみると当然の結果。
- スネアに合うように座れば、バスドラのペダルとずれてたり。。。
- バスドラに合わせればスネアの位置が気に食わなかったり。。。
- なんとか折り合わせたら、足がペダルにまっすぐ乗ってなかったり。。。
こんな感じになってしまいます。 なので、まずは自分とバスドラの位置、すなわち「中心部」を決めてしまいましょう! つまり、自分がいすとともに動いて、場所決めを行うのです。 基準は、ペダルが踏み易いかどうか?ですが、そっちの方向に話がそれるといけませんので、詳細はまた別記事で。 で、注意点。 もし先に、スネアと自分の位置を決めてしまったら、バスドラを一生懸命うごかさないといけなくなります。 その結果しんどいし、そしてライブなら変な方向にセットが向いてしまうなど、いいことはちっともありません。
手順2 「次にスネアの場所」
スネアの位置を決める前に、ハイタムを前にずらしておきましょう。そうすると、スネアの位置がストレス無く自然と決まってきます。 スティックを持ってナチュラルに構えた時、スティックの先がスネアの中心にくるように場所を決めます。 ここまでで「中心部」の位置が決定いたします。 「中心部」がきまると、後はとてもらくちんです。
手順3 「中心部」のち「周辺」
ただ、注意すべき点は、タム類。 先に、中タムの位置を決めてしまいます。なぜなら、これもタムの中では「中心部」だからです。 カタログみたいにセッティングすると、中タムは遠くなって、フィルインでタム回しとかやりにくい。 なので、なるべく自分の方に寄せます。ハイタムが左に押し出されてもかまいません。ただし、とくにバスドラの口径が大きい場合、結構傾けないと叩けないことになります。 いろいろ細かいですが、とりあえず「中タムから」を守ってみてください! 自然と、ハイタムの位置も決まってきます。
手順4 「そしてバスタム、ハイハット、シンバル類」
あとはバスタム、ハイハット、シンバルの順に、叩き易いようにセッティングしましょう。 驚くほどスムーズにできるのではないでしょうか? ここまでくれば後は簡単、高さ調整にいきましょうか。
手順5 「位置決め」のち「高さ」も徹底しよう!
何となくまず高さを調節してしまう人もいます。 例えばシンバルを低めにセッティングしたとして、そのあと以外とタムが高くなった・・・ やり直し、二度手間、ストレスたまる。 なので、「位置決め」のち「高さ」。徹底しましょう!!
参考 ハイハットの開け具合
1〜2センチをおすすめいたします。
トップハイハットのホルダー、その固定ねじが緩んでる状態で、ペダルを1〜2センチ踏んで、すかさずねじを締めて固定。 出来上がりです。
意外と知らない、セッティングと奏法の関係とは?
- 基本的に、ヒールアップで演奏する場合は、バスドラに近い方が力まずに済みます。ハイハットにも。
- しかし、ヒールダウン中心でジャズなどをプレイする場合はあまり前に行くと足首がうごかなくなります。ハイハットも同様。
なので、遠すぎず近すぎず、一番いいポイントを選びましょう。 ちなみに僕は足首が柔らかいので、かなり前の方です。なんでかというと、遠いとタムが叩きにくくなるからです。
- スティッキングにフィンガーを多用する人は、スネアと自分との間に距離が必要ですね。
離れすぎて、バスドラが遠くならないように、いいバランスを探ってください。
まとめ
ここまで読んでくれた人は、きっと上達しますよ。 なぜなら、「情報、のがしてたまるか」って思っている訳だし、段取りを大切にするからこそ、たどり着いた訳です。
世の中には、「セッティングくらい、適当でいいじゃん」って思っている人、山ほどいます。 ですが、演奏はほとんど「段取り」です。 日常の段取りが出来ない人が、演奏なんていう難しい事の段取りが出来るでしょうか?
ちょっと危機感を感じてみてください。 長い目で見て、必ず上達につながります!
いい音楽人生を歩んでくださいね♪
最短!やり直し不要のらくらくセッティング法♪
法則1 「中心部」のち「周辺」を徹底しよう!
- 手順1 ドラムはうごかさない「まず自分がうごく」
- 手順2 「次にスネアの場所」
- 手順3 「中心部」のち「周辺」
- 手順4 「そしてバスタム、ハイハット、シンバル類」
法則2 「位置決め」のち「高さ」も徹底しよう!
- 手順5 そして「位置決め」のち「高さ」