練習で OK なのに、本番で NG だったりする。そんな時・・・・・・
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こんにちは、ビーツ・アップ 前田 憲です♪
「ドラム道場」&「セッションサークル」おつかれさまでした!
どちらのイベントも「みんなでやる」ことに大きな意味がある、と体で分ってきたのではないでしょうか・・・そう、まずは「行動」なのです♪
たとえば「ドラム道場」では・・・
をして頂きました。
しかも、一人だけ「ウラの音符」を叩かなければならないのです。まさに、こんな体験は、僕のドラム道場でしか味わえません♪
説明だけ聞いたら結構出来そうなものなのに、実際やってみると「エラい大変」な事になってましたね(* ̄ー ̄)>
でも、こういうのを経験すると、自然と「ながら力」がついてきます。
そして、セッションサークルでは・・・ここでも「いかに一息で歌い切るか」や「ウラの音符をいかに歌うか」を、皆さんに体験して頂きました。もちろん、これもマメに意識していけば、かならず他のミュージシャンに差をつけることが出来ます。
「A列車」のテーマユニゾンはおもしろかったですね!
*注* ユニゾン・・・皆で全く同じメロディを奏でる事をいう。
プロとしてどうアドヴァイスすれば、皆さんの演奏が「カッコよくなるか?」そんな事をいつも考えながら、日々過ごしています。
また一緒に遊びましょう♪
というわけで、今日のテーマです。
◆「上達」よりも大切なもの。
断っておきますが、もちろん「上達」は重要ですよ~♪
でもたとえば、練習で OK なのに、本番で NG だったりするでしょう? そんな時「へこみ」ますね。上達したはずじゃないか・・・と。
これって、向上心のある人にとっては当たり前の事です。
例えば私などは、もう・・・今まで何回「へこんで」こけまくったか。
でも、こけつづけてると、ある時、こけなくなるんです。例えば「自転車コマなし乗れた!」ときみたいな。
これを「閾値(いきち)」と言います。
この回数を超えると、「あれっ?」って言う位あっさりステージが上がっている。そんな値の事です。で、例えば、「1小節の難しいフレーズ」が出来るための「閾値(いきち)」は、案外低い。なぜだか分りますか?
答えは「1小節」だから。
短いでしょう?1小節なんて1~2秒ですからね。
ところが、なるべく簡単なフレーズでいいから「1曲」をカッコよく♪となると、どうでしょう?
これ・・・意外と難しいですよ~
なぜなら「1曲」だから。いいですか、「A列車」でも3コーラスやるとして、32X3=96小節!!
1小節の96倍もあるんです!!!
(あたりまえか)
要するに、一瞬出来るだけではアカンということなのです。例えるとしたら、演奏は「中・長距離走」だと思ってください。
だから、僕がいつも提唱している、最低「4小節感」が大変重要なのです。
みなさん、上手くいかなかっても、どうかへこまないでね。
いや、「へこんで」もいいです。それは向上心のある証拠ですから。でも、なんで出来ないのか?を、回を重ねて、正しく解釈できるようになっていってほしいのです。
そうすれば「自分を責めすぎたり」しなくなります。
そして、結局重要なのは「上達」をのぞむあまり焦ってしまう事ではなく、
じっくりあわてず「継続して“機会”を求めることなんだ」ということが解ってくるものなのです。
芸術に向かっていく皆さんに、こころより敬意を表します<(_ _)>
ビーツ・アップ 前田 憲