このサイクルで、自分も楽しい。バンドも楽しい。聞いてくれる人も楽しい、ずっと楽しい。なんてハッピー♪
2013-08-14 09:12:24
テーマ:上達のためのノウハウ
こんにちは、ビーツ・アップ ケン・前田です♪
私の周りにいるプロミュージシャンはもちろん、レッスンしてきた、数多くの生徒さんのうち「健全に上達する人」には、ある特徴があります。
それは、「練習の目的が明確」であるということ。
逆に言うと、的外れな練習では、自己満足に陥ってしまうということでもあるし、数多くのアマチュアは大体この状態にあるので、その音楽生活の核心は、幸せではない。
たとえば、テクニックの練習や、理論の勉強。これは大変重要。 でも、「健全な上達」に縁のある人かどうか?は、取り組み方を見たら分る。
次の質問の答で判定できます。
勇気のある人は、やってみてください。さてどちらが健全でしょうか?
(問い)あなたは、テクニックの練習、理論の勉強をするとき、何を強く意識していますか?
1 自分の力量を上げたい一心で
2 あるパターンやフレージングをマスターするために必要なので
どちらでしたか?
では、答え。健全なのは、
「2 あるパターンやフレージングをマスターするために必要なので」
です。
では、なぜ2なのか?
つまりそれは「音楽」を意識しているかどうかが、「2」の人の方が強く、「1」の人は希薄であるからなのです。
反論もあるでしょう。
ただ、1の人は男の子に多く、大半がナルシスト。「いい音楽を提供したい」というより、どっちかというと「自分がテクニックをゲットして、いいカッコして目立ちたい」という欲求から来ている。
つまり、自分だけのために「楽器を鳴らしている」状態。「バンドメンバー」や「リスナー」のためにいい音を出すつもりはない。
もちろん、超絶テクニック、完璧な理論をゲットする目的が「音楽するため」ならオッケー。だが、こういうのは一生のかかって取り組む問題。
また、大半の「1の人」は、「音楽にする方法」が厳然とあることを知らない。
そしてそれは、家を建てる時の地面の様なもので、それを自分で整えなければならないことすら知らなかったりする。
だから、練習すればするほど、理論武装すればするほど、人からよろこばれない演奏になっていくのです。
パターンやフレージングは、公の場に「ビートやグルーブ」を提供するための「型」であるから、大変重要。
逆に、「2の人」はいたって健全。
例えば、サンバのパターンをマスターするためには、バスドラのダブル打が必要。なので、まずはこれに取り組む。
つまり、まずは「型」を整え、セッションなどで提示できるようにしておく。
そして、大体マスターしてから、「音楽にする方法」を使って練習していく。
すると「絵になる」
しかも、「バンドメンバー」や「リスナー」のためにいい音をだすのを前提に練習しているから、いたって健全。
この繰り返しで、自分も楽しい。バンドも楽しい。聞いてくれる人も楽しい、ずっと楽しい。
このサイクルをゲットできる人は、本当の音楽のよろこびと縁がある人。
音楽の神様にも愛される人だ。
みなさんの音楽人生が、もっと素晴らしいものになりますように♪
ビーツ・アップ 前田 憲