音楽する時間を忘れて奏法ばかり追いかけるのは、単なる「中毒」・・・
2013-09-05 10:37:02
テーマ:ドラム攻略術!!
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こんにちは、ご機嫌麗しゅう!
ビーツ・アップ 前田 憲です♪
ドラムには、いろんな奏法がある。
握り方も、いろいろある。
そして、ドラム歴が長くなると「奏法」が気になって仕方なくなる。
かくいう僕も、かつてこの「奏法」とやらにハマって・・・困った!
なぜ困るのか??
奏法ばっかり研究していると、音楽する時間がなくなってしまうから。
賢明な読者のみなさんは、まずここに気づくべきである。
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という訳で、上達は「時間との戦い」
音楽する時間を忘れて奏法ばかり追いかけるのは、単なる「中毒」
なので私の教室では、主に「2つだけ」やりましょう~とおすすめしている。
- グラッドストーン(主に指と手首を使った奏法)
- ]モーラー(肩~腕全体、ときには体幹までも使う奏法)
この2つは、数ある奏法の中で「最も代表的」な奏法。
これらをマメに(もちろんどっぷり浸からなくていい)やっていれば、スティッキングの何たるかが徐々に分ってくるのです。
で、どんな奏法も、例えば「手首だけでたたく」とかはない。
棒を持って振る訳なので、手首、ひじなど、全体が連動している。
この連動の中で、最もピンとこないのが「指」と「肩」なんですね~
大体殆どの人が、手首とひじはまあ動くけど、指がついていかん、肩がリキむ・・・といった感じになります。
なので、指だけの練習、肩のリラックス、重要。僕の教室では、絶えず「啓発」しています。
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さて、モーラーですが、このストロークを初めて見たとき、僕は、
「剣を抜くや否や、切る」
つまり居合いに似ているなあ~って思ったものです。
至近距離の敵に、短剣を突きつけられて、自分の刀はまださやの中。
でも名人は、抜くと共に刀を翻し、敵を斬ってしまう。
そんな感じ。
これをスティックでやってみるとどうなるか?
スティックが下に向いた状態で振り上げ、一瞬で反転したときには、すでに音が鳴っている。
(起点はスネアの中心にしてくださいね)
これぞ、モーラーの醍醐味。
その時の、肩、ひじ、前腕部、すべて回転しています。
これを会得するのは、そんなにむつかしい訳ではない。
いいDVDもでているし、ネットで調べれば、いくらでも情報は氾濫している。もちろん僕も普通にレッスンして、生徒さんはみんなひととおりマスターしている。
問題は、先程も申しあげましたように、そのテクニックを「どう音楽につかうのか?」ですね。
- テクニックをゲットして「やった~♪これでオレ上手や」と、ゴールにしてしまう人。
- 「このテクニックは、音楽のどの局面に使うのだろう?」と、スタートとしてとらえる人。
皆さんは、どちらがカッコいいと思いますか?
いうまでもないですね!
皆さんの音楽生活が、より豊かになりますように♪
ビーツ・アップ 前田 憲
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