こんにちは!
ビーツ・アップ 前田 憲です〜
私のドラムスクールは、ロックしかやってない人もいてらっしゃいます。
その生徒さんがジャズをやらないかと言うと、そうではなく、
結構レッスンでやったりします。
で、結論。「やってみてよかった」
と言う感想いただくことがほとんど。
ではなぜ?
「左手、左足がスムーズになった」
っていうことなんですねー。
簡単に言うと、左手でアドリブをやったり、左足を活躍させたりと一気に4ウエイの要素が増えるっていうことで、心身ともに鍛えられるからなんですが。。。
以下詳しくみていきましょ。
ご興味ある方はぜひご一読ください!
左手、左足がスムーズになる理由とは
ドラムやっててジャズやってないけど聞いたことある人、結構いらっしゃいます。その方に
ジャズってどんな叩き方する?
と聞くと
- チーンチーキ、チーンチーキの時、左足も使う
- 左手が2拍4拍以外のいろんなとこに入る
こんな返答おおいです。
あってますよん。
では各々。1は
「4ビート右手シンバルレガート」
といいます。ジャズは「横ノリ」の音楽ですので、そんな風に聞かすんです。
右手のアクセントが、2拍4拍という「大きいウラ」にきますんで、これもロックやってる人にはとっつきにくいとこかなあ。いいスキルになります。
そして、この2拍4拍という「大きいウラ」には、左足のハイハットフットプレイが入ります。
単純なようで、足で裏の音符を歌わすのは結構大変。ロックしかやっていない人は、たいてい左足を岩のように「固定」してる人が多いです。ゴーストモーション入れてる人でもリキみながらって言うケースがほとんど。実際にやってみたらわかりますが、ジャストに音符を入れれる人はなかなかいませんよ〜
そして2こそがジャズの
「左手コンピング」
というやつです。
コンピングはアカンパニーとかコンプリメントが語源で、伴奏するとか補足するつまり、合いの手を入れてグルーブをより良くしたり、ソロイストをノセたりすることです。
教則本なんか買うとそらもう、すくなくても2〜30例かいてあって大抵の人は眺めてるだけで一生を終えます。
気持ちはわかりますがもったいないですね。
ですがこれは、大まかに分けて4種類やればびっくりするくらい左手が動くようになります。
何事も解析が重要。
なんとたった、4種類に集約できるんです。
4種類なら、20分ほどでミディアムテンポならクリアできますので、大いなる希望が湧いてきますねー!
この4種類を、うちの生徒さんにはやっていただくんですが、ひとかじりしただけでも左手が活性化して、8ビートなどロックパターンの左手リズムがクリアになったりします。
気に入った生徒さんは「習慣化」してます。カラダで覚えるとなおよしです。その後は複雑なコンピング のパターンにも挑戦したりして、一気にドラミングが「音楽」の領域に踏み込めます。
ロック・ポップス専門だとダメというわけではない。
私は16歳ごろ、ドラム始めて2年くらいでフュージョンやプログレ、ジャズに出会い「ロックポップスだけでは限界くるなあ〜」と思いました。
なかなか思うように上達しない自分にもどかしさを感じながら、色々情報誌を読んだりしているうちに基礎練の大切さも知り、どうしてもこの道で食って行きたかったので長期的な目標を立てました。
- ジャズができるドラマーになる
- ラテン・フュージョンができるようになる
- ルーディメント&マーチングができるようになる
- テクニックを身につけ、綺麗でかっこいい音色をゲットする
- 譜面がきちんと読めるようになる
- 一流ミュージシャンと共演できるようになる
- きちんとレッスンできる音楽人になる
やると決めたので、全て実現しています。
また私の場合ラッキーだったのは、一流ミュージシャンと共演を繰り返しできていることです。回を重ねるほど、さらに高度な課題が見えて自分でも「まだまだだなあ」と思いますが、そこに取り組んでいるうちに自然と上達する自分は実感できています。
ロック・ポップス専門だと、どうしても8ビートまたは16、出てきても3連。小音量でのアンサンブルは経験できませんので、どうしてもレンジが狭くなりがち。
逆に、
一流のロック・ポップスドラマーはジャズもラテンもきちんと取り組んでモノにしています。
なんでかというと、
そっちの方が「楽しい」から。どうぜやるなら・・・!!
っていうことなんですね〜
みなさんも、さらなる高みを目指して、取り組んでみてはいかがでしょうか?
これからの時代、いやいつの時代も「楽しそうに取り組んでいる人」光ってます。そういう人はおそらく20人に1人もいないのでは・・・と、ぼくは肌で感じています。
前進する人には前進する人が集まってきます。
ぜひ、いい音楽人生歩んでください!
応援しています♪
ビーツ・アップ 前田 憲