みなさん意外〜 っておっしゃいます。
「楽勝」ってわけではないし、「苦しみ抜いて勝ち取った」ってわけでもない。では一体どういう風に取り組んだのでしょう??
ともかく、不安を取り除くには、合格した人から、いろんな情報やノウハウをゲットし、すぐに取り組んでみるのが一番ですね。
こんにちは!
ビーツ・アップ 前田 憲です。
今日は、指導、エレクトーン、ピアノ全て3級の吉加江 智子にコメントをもらいつつ書きました。
吉加江 智子は、指導だけではなく、ジャズ・ラテンを中心に楽しい生演奏をお届けする「ビーツ・アップ」のピアニストとして演奏活動する、プロプレーヤーでもあります。
グレード試験に興味のある方にとっては、とても参考になると思いますので、ご興味ありましたらぜひ以下をご覧下さい。
合格する人、しない人。その差は一体どこに?
せっかくのテスト。時間を費やすわけですから、絶対に合格したいですね。
しかし、今までに苦杯をなめた方、またはこれからチャレンジしようとする方にとっては、不安が付きまとうもの。
その不安を取り除くには、合格した人から、いろんな情報やノウハウをゲットし、すぐに取り組んでみるのが一番。
何かコツはあるのか?
一体どうすれば、合格できるのか?
早速、吉加江 智子のコメントをみてみましょう!
ヤマハハイグレードの勉強、実は楽しい。
ヤマハハイグレード、すなわち演奏も指導も含めた3、4、5級。鍵盤でお仕事する人はぜひ取っておきたいですね。
できれば全部、または一つでも3級をゲットしたいところ。
私も今まで、上級含めいろんなグレード対策のレッスンを、たくさんの生徒さんにさせていただきました。
そこで発見したのがある一つの「差」です。
つまり、通る人には、共通点があるのです。
逆に、なかなか通らない方にも、残念な共通点があります。
そして、その共通点は見事に「真逆」です。
吉加江 智子
吉加江 智子は「先生」という立場で生徒さんを客観的に見させていただいてますので、手に取るようにわかるのは、皆さんもご理解いただけるでしょう。
彼女は、こうもいいます。
ほとんどの合格しない人は、技術よりメンタルに問題があるなあと、いつも感じます。
考え方や発想を少し変えるだけで、今の技術で数倍良い演奏になり、グレード合格に結びつくのに、ほんとうにもったいないな。
つまり、今の実力で十分受かるのに「メンタルが邪魔をしている」ということなのです。
吉加江 智子
ではその共通点とは一体なんなのでしょうか?
それは「楽しむ」ということなのです。
続けて彼女は言います。
みなさんもちろん、グレードをゲットすることには大変興味がある。なのにそれを、
自分の実力をあげる
=音楽の幅を広げるためのチャンスにするってことに、イマイチ興味がないひとが多いの。
吉加江 智子
つまり、「グレード=資格」と勘違いしている人が大変多いということなのです。どういうことかというと、例えば
「どれだけ勉強すればグレードが取れるんですか?」
なんて思っていたり、聞いてきたりする。
必ずしも「グレードゲット=素敵な先生」ではないのです。
そしてそういう考え方の人は残念ながら落ちる確率大です、と。
なぜなのでしょう?
それは、音楽や演奏を楽しんでいないからなのです。
ところで、吉加江 智子はどう受験したのか?
彼女はこう言います。
私自身も、決して簡単だったわけではありません。
大変でしたが、でも楽しく、ワクワク、いろいろ工夫しゲットしました。生徒さんからしたら「先生は特別」と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
つまり、受かって思ったのは、先生も生徒も、本来はもっと楽しくスリリングなレッスンになるのでは?と言うことでした。だってハイグレードなんて、本当に高くて素敵な目標なのですから!
テスト勉強なので苦痛は当然。というのはもはや昔の考えなのでは?
つまり、グレードテストに込められたことは、実際に音楽を演奏するにあたって必要なこと。それをゲットしてほしいとのメッセージであり、とても役立つことなのです。
見かけ上テスト勉強の形をとっているだけであり、本来は喜びとワクワク感を持って学ぶことができるハズ。
吉加江 智子
まず楽しむことが重要
つまり、目の前の「課題」を楽しめばいい。
これは、音楽に限らず人生においても同じかなと思います。
たとえば、学校で勉強できる人は、頭がいいというよりむしろ「興味がある、好きだ」からこそ、楽しく取り組めてすんなり吸収できる。自ずと結果も付いてくる。
逆に、勉強が嫌いだと、いくら頭が良くても成績は取れないのは明白。嫌いなものを我慢してやっても身につきませんよね。
では具体的に、楽しむにはどうすればいい?
大抵の物事は、ちょっと気持ちを切り替えるだけでとっても楽しくなりますよね。
ゴミ拾いなどその典型。数人でやったら、必ず競い合うように燃えちゃいます。
ましてや、本来楽しい音楽。やり方を間違えて「音が苦(おん・が・く)」になってませんか?
もちろん中には、ちょっと面白くない、苦痛を伴う練習や課題もありますが、そんなものはどの分野でもおなじ。
むしろみなさんはいままで、鍵盤を辞めずに続けてきた。
その努力、忍耐力は、並の人間ではないことの証拠です。
つまり、楽しんでいいんです。楽しまないと損!
なので、あと一息、仕上げに活かして、才能を開花させましょう!!
結局、2者択一でどちらを選ぶか? ここがポイント。
ここまで読んでこられた意識の高いあなたは、もうお分かりと思います。
もし目の前にある課題が「なんかイヤ」なら、「好きになる」にはどうすればいいか?
実は、そこに意識を注力した方があとあとパラダイスなんです。
つまり、ここまでやってこれたあなたは、きっと音楽が好きなはず。でもその中にはなかなかとっつきにくい課題もあったりした。そこで、どう振る舞うか?が大変重要ということなのです。
これは2つに1つ。これ以外はありません。
- もっと素晴らしい世界を見るための扉だ、開けて進むぞ!
- 面倒だしやり方がわからないからとりあえず置いておこう。
もちろん、どちらを選んだ方が「シアワセ」かはいうまでもないですね。
合格する人の共通点は、とうぜん前者なのは明白。
勝者は、「グレード」そして「実力」というおいしい果実を2つもゲットし、ますます魅力的に輝きます。
対し、敗者は中途半端な仕上げで、せっかくの実力を活かせず、両方ゲットできないのです。
こんな言葉もあります。
幸福の秘訣は、
自分がやりたいことをするのではなく、
自分がやるべきことを好きになることだ。ジェームズ・バリー(ピーターパン作者)
ちなみにバリーさんはピーターパンの利権全てを、ロンドンの小児病院に寄付したと言われています。
考えてみれば、音楽に携わる者として、人前(生徒さん含む)でいい演奏できた方がいいに決まっています。
というか、今後はそんな人しか先生としてはやっていけないのではないでしょうか?
あなたが生徒の立場だったとして、もし「先生よりアマチュアプレーヤーのほうが楽しそうだ〜」などと思ったら・・・それは、エライこっちゃです。先生ならそう思われる可能性があるのです。
ビーツ・アップ音楽教室の話で恐縮ですが、生徒さんは「セッション講座」などでレパートリーを演奏する機会を増やし、自然と楽しく演奏する力を身につけていってます。その中には、ピアノの先生をされている方もいらっしゃいます。
ご自身が今まで積み上げてきたものは、こんなものではないという自覚を持って、音楽人生を切り開いていきましょう!
みなさんが、ますます豊かに輝きますよう。
こころより、応援しています。
ビーツ・アップ 前田 憲 吉加江 智子