一つ打ちをスムーズに打てるようする、3つの心得とは?

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スティックワーク

この2つを意識すると一つ打ちは格段に速く、音色がよくなり・・・

 

 

2013-08-29 21:30:52

テーマ:ドラム攻略術!!

 

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こんにちは、ご機嫌麗しゅう!
ビーツ・アップ 前田 憲です♪

 

一つ打ち(左右交互、16分音符)は、180くらいまでならだれでも打てるようになります。

ここで、このブログの賢明な読者のみなさんは、3つのことに注意しなければなりません。

 

  1. どうやったら180で一つ打ちができるようになるのか?
  2. それ以上の速い一つ打ちは必要か?
  3. なんのためにゲットするのか、いつ使うのか?

 

です。

 

さて、今回の記事は、ちょっとシビア。なので、以下は、勇気のある方だけどうぞご覧になってください<(_ _)>

 

1 どうやったら180で一つ打ちができるようになるのか?

 

BPM180、16分音符、左右交互のシングルストローク。これは、プロなら最低ラインで出来んとあかん数字です。

ここで皆さんはもうお分かりと思いますが、出来る=「音楽になる」ということ。

メトロノームをキンキンならして、よくはね返る「ゴムの練習台」などで、速い一つ打ちができたとしても、それは、速度を達成できただけ。

それをアンサンブルでどう使うか?の方が重要なのです。

 

さて、原則的にいって、ドラムのストロークは、肩、腕、手首、指・・・など、動かせるものすべて使ってます。
(すっかり世間に定着したモーラーなどでは、ボディの動きも使う)

なので、乱暴に言ったら、それぞれの動きだけをピックアップして練習していけば、テンポは格段に上がります。

  • 肩だけでシングルストローク
  • 腕だけで
  • 手首だけで
  • 指だけで

しかし、肩だけではテンポはそんなに上がりません(重いですから)
そして、指だけではテンポは上がりますが、音量は不足します(軽いですから)

なので、分解した練習として、それぞれで一つ打ちするのはもちろんいいが、上限を知っておかないといけない。それに、結構時間がかかる。

テクニックの練習に時間をかけすぎると、「音楽」を鍛える時間がなくなってしまう。なので、この状態はなるべく避けたい。

もちろん、「音楽」ではなく「テクニックさえあればよい」ドラマーなら、べつにそれでいい。

が、そんな恥ずかしいのはイヤだ!という皆さんに、僕の方から提案。

じつは、人間の身体って、部分部分を限定的に動かすより、全体を連動させた方がはるかにスムーズに機能するのです。

 

なので、モーラーだけでなく、指や手首を柔軟にするような練習しましょう。おそらくこのセリフはたくさんネット上に散らばっていると思いますが、肝の部分は言葉では言えませんし、ちゃんとしたプロは無料では教えません。

なので、タダで上達しようとしている人には申し訳ありませんが、このブログはご期待に添えないと思います。

 

モーラーに関しては、ネット上に情報がたくさんありますし、テキストやDVDもでています。

私のスクールでも、必ず基本ストロークでやります。

でも、モーラーだけでは「細かい、センシティブな音符」に対応しきれない。

なので、指や手首の練習もしましょう。っていうことなのです。その際の指や手首の感じは、コーチと一緒に掴んでいくと効果的です。

この2つを意識することで、一つ打ちは格段に速く、しかも音色がよくなり、音符自体のスピードも向上するでしょう。

 

*****

 

さて、180っていったら、テクニック派のドラマーは「ケッ、180? 高速ちゃうやん!」とおっしゃることでしょう。

 

2 それ以上の速い一つ打ちは必要か?

もちろん、必要なときもあります。

速い8ビートなんか200近いものもある。

そんなもんできるわ!という方。それは本当ですか??

音楽的に、片手で8分音符、200。

結構シビアですよ~

 

で、ちょっと失礼なことを申しあげます。

勇気のある方だけ、読み進んでください。

 

 

3 なんのためにゲットし、使うのか?

もし、下手くそどうしのバンドで、勢いだけで速い曲やったりするケースなら、グッチャグッチャになって、誰が正しいか全く判定不能になってるので、オレたちって出来てるんではないか?と、錯覚したりします。

そういう時はたいてい、全員できてませんね~

 

逆に、こんなケースも考えてみてください。

ドラマーであるあなたが、プロのベース、ピアノと、テンポ200くらいの速いボサノバをセッションする。

しかも生音。

もちろん、ライドシンバルも音量は「メゾピアノ」

勢いだけでやったら絶対にフォルテになってしまい、共演者の音はたちまち聴こえなくなる。そしてテンポは遅れる。最後には手が動かなくなる。

しかも、この音量、そして200のグルーブをキープしながら「曲の雰囲気、イメージ」も音に盛り込まなければならない。

こんな演奏を僕たちは、カウントも無しでやったりしています。

 

速度だけ200叩ける、というのは、まだ何も始まっていない状態。

それで「イケている」って満足する人は、完全に「自己満足」であることが・・・賢明な読者の方は、お分りになりますね。

 

皆さんの音楽生活が、より豊かになりますように♪

ビーツ・アップ 前田 憲

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