男のお子様をがいらっしゃるご両親。
「息子に音楽をさせたいのですが、ピアノやグループレッスンは嫌がります・・・ですが、ドラムならやりたいと目を輝かせます。」
こんなご相談を受けて、お子様にドラムレッスンさせていただくこと多いです。
ところで・・・
ピアノやグループレッスン、なぜ嫌がる男の子多いのか?
ピアノはほぼ「万能」な楽器です。
ソロもできますし、伴奏もできます。リズムも出ます。
クラシックもモダンミュージックも、身につける方法が確立させています。なので、作曲や編曲の道へも進めます。もちろん、先生もできます。
ピアノ(またはエレクトーンなど電子オルガン)をしっかり取り組んできた人は、他の楽器もすんなりマスターできたりします。
いいことづくめです。
ですが、上達は大変。グループレッスンもやんちゃざかりの男の子は「はずかしい」など、我慢ができないケースが多いかもしれません。
では、ドラムがとっつきやすいのはなぜでしょう?
ドラムもピアノと同じく「型を覚える」という作業がいりますが、ドレミがない分、形になるのは早いです。
できそう〜な気が、断然するんですね。
そして、ドラムに興味があるお子様なら、先生とご両親の持って行き方次第で「抵抗なく練習でき、レッスンを受けれる」人になれます。
そうなると、あとは「健全な上達」が待っていますので、お子様の音楽人生も豊かになるでしょう。
というか、「芸術」に楽しく取り組める人なんて、本当にごく一部です。それはプロアマ問わず。なので、人生そのものが、他の人に比べて圧倒的に優雅になるのです。
なので、ピアノを嫌がっているお子様には、ぜひ一度、ドラムを体験させてあげてください。
5〜7歳児のドラム。こんな風に練習すれば伸びます。
さて、こんなに楽しいドラムですが、やはりドレミがない分「単調」になりがちです。
同じことをず〜っとしていても平気っていう人はなかなかいません。ましてや子供・・・なおさらだニャー
なので、ドラムの練習やレッスンが、苦痛にならないよう工夫が必要なんですね〜
まえだけんドラムはどんな工夫してるのかニャ?
は〜い、申し上げます!
例えば、僕のレッスンでしたら、お手本を叩いたあとに、わざと
「いまのと違うのするから、まちがいさがししよっか〜?」
わかるかな〜?
などと挑発すると、子供はノッてきます。そして、ものすごく注意して聞きます。聴く力が、断然育ちます。
あと、何かの題材を叩けるようになったら、
「じゃあ、3回できたらオッケーね。できるかな〜??」
なんて言ってあげると、燃えます。
いずれもできたあとに、譜面を書いて見せます。そして、一緒にフレーズを歌います。気分良くできたりしたら、元気いっぱい歌ってくれます。
その時に譜面を見ながらだと、より音楽力が身につきます。
このように、音楽を身につける要素を「楽しく」、そしてタイミング良く体験してもらうことで、よりレッスンが効果的に活きてまいります。
恥ずかしげもなくガンガン楽しみに向かう、そんな微笑ましさは、子供に軍配が上がりますね。
実は大人も、これと同じことを根気良くやれば、音楽力はみるみる身につきますし、実際ビーツ・アップ音楽教室ではやっています。
ご参考になれば幸いです!
ビーツ・アップ 前田 憲