ところが、大変簡単な練習曲(32小節くらいのもの:1~2分の短さ)を、体験レッスンを受けに来られた「ドラム歴10年」の方にやってもらったりしたら・・・
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こんにちは、ビーツ・アップ 前田 憲です。
さて・・・
僕に習いにいらっしゃる、初心者の生徒さんは、皆さん上達はやいです。
レッスンを受けるまで、全く経験無し。他の楽器も、学校でリコーダーやった程度。そんな生徒さんがほとんどなんですが、大体3ヶ月くらいで、簡単な曲を1~2曲、形にしてしまう。
で、その後はたとえば、あたらしい練習曲の譜面を見せて、やってもらったら、60分のレッスンが終わる頃には、ほぼ形になっている。
曲をかけて、その譜面を見ながら、間違えずにエンディングまで、たたけちゃうんですね~
ところが、大変簡単な練習曲(32小節くらいのもの:1~2分の短さ)を、体験レッスンを受けに来られた
「ドラム歴10年」の方
にやってもらったりしたら、曲の途中で「どこやってるか分からなく」なったりする。
で、エンディングで曲が終わってるのに、まだ叩いていたりする。
(もちろん、その後、私が責任を持って指導して、譜面どおりに叩けるようになります♪)
このパターンの人は、前もって曲を聴いて、覚えこんでいたら、譜面なしでも全くそつなく運びます。多くのアマチュアドラマーは、ほとんど譜面をながら演奏することはしないんですね。バンドでも「好きな曲」やるから、大体の流れを感覚で覚えている。
ところが、本当に簡単な曲でも「譜面どおりやってみてください」ってプレイしてもらうと、あらららら・・・ってなことに。
なぜ、ベテランが初心者に負けちゃうのか?
つまり、「感覚でしかおぼえていない」ということが言える。
あ、ブラスバンド経験したことある人は別ですよ♪
ここで皆とアクセントあわせて、とか、しっかり導いてから「タン!」と止まってとか経験してますので。
はじめたてのときに、「肝心な所」を押さえていくクセをつけなかったからなんですね~
で、「10年以上歴」の生徒さんに、大変感謝されるわけです。
「譜面が読めるようになってきた、知らん曲でも叩けるようになった」と。
上達のために、「自分に投資する(=レッスンに通う)」人は、必ず上達するということですね。
「譜面を見ながら演奏する」というのは、じつはこれ大変ハードルが高い作業です。
なんせ、「耳でやる音楽」なのに、その台本を「目で見てイメージ」しなければならないから。
私もじつは、プロ駆け出しの頃は譜面が弱く(というか読めない!くらいでした)、そらもう、苦労しました。
しかし、譜面を置いて練習する時間を「習慣づけ」してからというもの、別にどうってことなく読めるようになってしまいました。
小学1〜2年で、国語の教科書の「音読」ができちゃうくらいの感覚です。
譜面に強くなるには、2種類の練習が必要。
簡単に話を進めます。
つまり
- その通りプレイしなければならない譜面
- 指定されたキメ、アクセントを守れば、自由にクリエイトしていい譜面
ブラスバンドの経験がある人や、ポピュラー系のドラムスクールに通ったことのある人は「2」を見たことあると思います。
「1」は、マーチングの曲集や、ルーディメントのエクササイズが当てはまります。好きな曲を譜面に起こして「完コピ」する時もこれにあたります。
「2」はイメージしづらいかもしれませんが、イントロやパターン、キメの前のフィルイン、エンディングなど、すべてにおいて「自分の手持ちのネタ」でなんとかする練習です。
なにやら難しいようですが、譜面を立てて練習する癖さえつけていけば、ホント、どうってことなく普通に出来てきます。
むしろ、出来てから「どう音楽するか?」の方が重要。
心の豊かさを充実させるためにも、是非、譜面の練習に慣れ親しんで「音楽の構造」を体で覚えていってください!
楽器の上達に欠かせないのは「聴く」「歌う」「読み書きする」
この中で、譜面を「読み書きする」ことが欠落すると・・・
言葉に例えたら、「聞ける」し「しゃべれる」けど、
「読み書きできない」
という、大変おそろしいことになるわけですね。
で、譜面をちゃんと「読み書きする」ようになるためには、やはりある程度の根気と「正しい順序」が重要。1つ1つは簡単なのですが・・・自分で出来ちゃう人は、とっくにプロになってます!!
最初から「肝心な所をしっかりと押さえる」クセを付ける。
そのために、私が、皆さんのコーチをさせて頂いております<(_ _)>
皆さんの音楽生活が、ますます充実しますように♪
ビーツ・アップ 前田 憲
初心者の方向けのコンテンツ
皆さん安心して!最初は誰でも「初心者」なのです。