じゃあ、新しいコードを覚えるのもワクワクの体験のはずだし、ちょっとした工夫で誰でもできるようになるはず。自分を生かして、自分にあったやり方が必要。
では、どうやって見つけていくのかニャー?
以下ご覧ください・・・
こんにちは。ご機嫌麗しゅう!
ビーツ・アップ 前田 憲です♪
さて今日は、こんなご相談をいただきましたので、明るく考えていきたいと思います。
Q. コードがなかなか覚えられなくて困っています。
勉強するときは苦痛すら感じます。どうすればマスターできるでしょうか?
なるほど。
上達したいのに、なかなか苦手分野が克服できない。そんな悩みはだれでも持っているもの。歯がゆいですね〜
お気持ち、本当によくわかります。
わたしもそんなときがありましたし、音楽とは違う話ですが、今でも「食べこぼし」がしょっちゅうで、よく叱られます。
そう「お行儀よく食べる」のが苦手なのです・・・
(前田の話です。吉加江 智子ではありません)
でもおそらく、初デートとかで可愛い女の子とお食事に行ったら猫かぶって、とりあえずは「お行儀よくする」と思います。でも普段お行儀よくしていないから時々ボロが出て、夜には顔面が疲れ果ててるはず。
一体どうすればいいのでしょう!?
・・・おっとイカンイカン。なんで僕が悩み相談するんや。
お話を音楽に戻しましょう。
コードを覚えるのが苦手
ということでしたね。
ではまずこの、「苦手」とは一体どういう状態か?
辞書ひいてみましょう。
苦手(goo辞書より)
- 扱いにくく、いやな相手。なかなか勝てなくて、いやな相手。また、そのようなさま。「あいつはどうも〜だ」
- 得意でないこと。また、そのさま。不得手。「数学の〜な人」
- 不思議な力をもつ手。その手で押さえると、腹の痛みはおさまり、蛇は動けなくなって捕らえられるなどという。
3はなんか斬新ですが、これは置いといて、つまり得意でないということです。
得意なものは大概好きだし、楽しんで取り組める。じゃあ、苦手はどっちかというと嫌いだし、面白くないからできれば避けたい。ってことでしょう。
ようするに、得意ってことは「マスター」しやすい。ってことです。
なので、とりあえずヒントが1個出ました。つまり
「好きだったら楽しめるからマスターしやすい。」
っていうことでしょう。
たとえば・・・
学校で習った「元素の周期表」とか「鎌倉時代の5つの仏教」覚えてます??
理系のお仕事されてるかたや、社会の先生なら、どちらかは今でもおぼえてますね。それは好きだから。
ちなみにわたしは「元素」は苦痛で、綺麗に忘れましたが、社会は好きだったので楽しめました。なので「鎌倉新仏教」は覚えてます。
これは「好きこそ物の上手なれ」の典型でしょう。だれだってそう。
でももうひとつ大切な要因があります。
それは「普段使っているから」なのです。
では、マスターできない人の共通点とは?
うちの娘などは、妖怪ウオッチに出てくる妖怪は、ほとんど覚えてます。好きで、普段ゲームなどで使っているからです。
好きで、慣れ親しんでいたら、ぐんぐん覚えます。
ちなみにわたしはドラマーですが、コードは小学3年のときに法則を知って「おもろい!」と感じ、だいたい覚えました。
マイナーなら短3度ー長3度、逆ならメジャー。長3度ー長3度ならオーギュメント、短3度ー短3度ならハーフディミニッシュ・・・みたいな感じで。
もちろん、さっとはおさえれませんが、CとかFのキーならなんとか手が覚えてますし、おそらく、セッションでピアノとかにチャレンジするなら、他のキーもどんどん覚えていけるし、使えるようになるでしょう。
あー、なんかドラム以外の楽器もやりたくなってきた。
また、コミュニケーションにおいても、最初は「変な人・・」って思っていた同僚が、毎日慣れ親しんでいるうちに楽しくなって、「結構おもろいな」などといい友達になってしまうパターンもありますね。
人間の場合は、相手があなたを嫌うこともありますが、「コード」があなたを嫌いになることは絶対にありません。むしろ、好きになってくれるのを、楽しんで接してくれるのを待っているのではないでしょうか?
嫌いなままなら、一生避けて通ります。
つまりマスターしたいなら「好きになる、楽しむ努力」を、ほんのちょいすればいい。
手順も2通りあります。
- 好きになってから取り組む
- 取り組んでいるうちに「好きになる・楽しくなる」
オススメは2番です。
1は、いつまでたっても好きになることはないでしょう。むしろ言い訳です。これこそが取り組む気のない人の共通点ともいえます。
その反対に2番は、慣れ親しんでいくうちに楽しくなったり、好きになったりしていくわけです。
ということで、唯一の解決策とは?
上達する人は「まずやってみよう!」と、行動や決断が早いです。
ここで、吉加江 智子のコメントを見てみましょう。
本来新しいコードを覚えるのはワクワクの体験、誰でもできるようになる。自分を生かした自分にあったやり方が必要。
コードはたとえばバンドやセッションで、アンサンブルをすれば覚えられる。試験のためにコードを覚えようとするから無理なのよ。
なるほど〜。
つまり、楽しいセッションの場にいけば、コードを使う必要もあるし、自然と慣れ親しんで好きになっていくことになる。
こんな究極の追い込み方もあります
さて、先ほど申し上げた「マスター」できる状態=「好き」という結論ですが、
でも実はもう一つあるんです。
それは・・・
「マスターしないと殺される」
です。
たとえば突然、武器を持った人がやってきて、
「いまから8時間以内にコードを覚えなければ、あなたを死刑にします」
といったとしましょう。
どうしますか?
絶対覚えるでしょう!
なんとしてでも。本来人間はだれでも馬鹿力もっているんです。
発揮していないだけ。
これは例えば、マスターしないと「はずかしい」でもオッケーです。
たとえば、あなたの周囲のピアノ弾けるかたが、全員「コード苦手〜」っていうひとだったら、ちっとも恥ずかしくありません。
なので、そこにいる限りコードは一生覚えれません。
でもたとえば、セッションなどで、他のピアニストが全員コード覚えていたりしたら、あなたは大変恥ずかしいです。
その場合、あなたはどんな行動をするか。2つに一つ。中間はありません。
- 必死で覚える(必死で好きになろうとする)
- 二度と行かない(または最初から避ける)
もちろん、どっちがいいか決まってますね。
まとめ
せっかくの才能、スキルを持っているのに、ある項目だけ苦手で開花しない・・・
そんな例は世の中に満タンあります。
あなたは、その中の一人になっていないですか?
もし身近に、セッションやバンドなど、イイ環境があるなら、迷わず飛び込んでみましょう!
抵抗あるのは最初の2、3回だけ。
なれてきたら、こんなに楽しい機会はないのです♪
そうそう、最後に私事ですが・・・
よしかえさん、僕はどうやったら食べこぼしが治りますか?
よしかえ
つまり君は、お行儀よく食べるのが「すきじゃない」のよ。
好きになりなさい。
・・・はい・・・。